即席麺メーカーのサンポー食品㈱(本社・佐賀県基山町・大石忠徳社長)は9月14日から、佐賀海苔の初摘みを使った「初摘み海苔スープラーメン」を発売しました。同社では地元佐賀産の食材を使った新たな商品開発に取り組でいますが、佐賀県有明海漁協をはじめ地元テレビ局、公益法人(さが農商工連携応援基金)などの支援により佐賀有明産の初摘み海苔を使用した、新発想の商品を完成させました。普通、ラーメンに使われる海苔といえば、ラーメン店での具材の一つとして、8分の1程度の大きさで、すぐにスープで溶けない様な固めのものが一般的。
新商品に使った海苔は、上品なチキンスープをベースにした鰹やイリコ、利尻産昆布などこだわりのダシとともに、スープ調味料の一つとして、口溶けの良い佐賀有明産の初摘み海苔(全形1.3枚分)を加えることにした。その結果、希少な一番摘みの香りや旨みを活かした“海苔が飲める”、画期的なスープを作ることに成功。そのため、海苔の入ったスープが飲み干せるようにと、塩分を控えめに仕上げる配慮もしている。
この海苔スープはサンポー食品の棒状ラーメンのスープとして煮込みますが、ラーメン丼の中で十分かき混ぜますと、トロミが出てきます。このとトロミは海苔の成分の1つでポリフィランという植物繊維です。肌にも良く、大腸がんの予防に重要な働きをします。さらに、海苔にはフコイダンという成分が含まれておりまして、抗がん作用もあります。
今までこのような優れもののスープが出て来ませんでしたが、海苔を素材にした新たな健康食品として食品メーカーと連携して新たな視点による開発食品が始めて生まれました。
このラーメンは福岡県産のラーメン専用小麦「ラー麦」を使用しています。海苔ラーメンスープの制作については、佐賀市にあるチャイニーズレストラン「シャンリー」に佐賀県有明海漁協の参事がオーナーである立岡池敏シェフとともに考案した「のりスープそば」をヒントに作られたものですが、スープとの相性を考え、麺にはのどごしが良く、歯切れ、味の良い「ラー麦」を使用、こだわりの調味料や麺から出来た商品は、付加価値の高い差別化された食品になり、海苔の用途にも新たな可能性を与えてくれました。すでに、同社の通信販売をはじめ、「佐賀玉屋」や佐賀県有明海漁協の販売店「まえうみ」などで県産品のご当地商品として販売されていますが、珍しさもあり購買客の反応は上々ということです。同社では今後、高速道路のサービスエリアなどで九州ならではのお土産品として販路を拡大することにしています。今、東南アジアでは同社も作っている棒状ラーメンやとんこつラーメンなどの人気が高まっており、展開次第では海外への販路も望めそうです。
“初摘み有明海産佐賀のり入り”と袋に書かれた新たな商品が出来上がると、海苔漁家にとっても手塩にかけた自慢のわが子が晴れ舞台に立つようで、なんとも誇らしげで、生産意欲を掻き立てられるようです。海苔業界にとって、新たな視点で企画されたこのような商品の開発が今まさに求められる。この商品に続く第2、第3の新商品の市場投入が待ち望まれます。
価格は1食袋500円(税別)。2食箱1,000円(税別)。
問合せは同社(電話・0942-92-2511番)まで。
2015.11.12掲載


